マガポケで大人気連載中の「降り積もれ孤独な死よ」は、2023年11月時点で灰川十三の過去に迫る第二章「呪われたの血族編」が描かれています。
1つの事件のはずが、人間関係や過去が複雑に絡まりすぎていて、一体誰が犯人なのか正直分かりづらいです。
そこで、この記事では降り積もれ孤独な死よで描かれる事件の犯人は誰なのか、その動機や理由について解説します!
この記事では最新話までのネタバレを含みます。
降り積もれ孤独な死よの犯人は誰?
降り積もれ孤独な死よで犯人が存在する事件はいくつか登場します。
46話までに登場する事件は
- 灰川邸事件
- 蓮水花音殺人未遂事件
- 瀧本蒼佑殺害事件
- 蔵土事件
です。
それぞれの犯人についてみていきましょう。
灰川邸事件
灰川邸事件は、近隣住民の通報を受けて窃盗の捜査のために丘の上の大豪邸に向かった警察官たちが、屋敷の地下室で13人の子どもたちの遺体を発見するという事件です。
屋敷の持ち主であった灰川十三が犯人として逮捕され、罪も自供しましたが、灰川の子どもとして現れた蓮水花音や他の子どもたちが全員、口をそろえて灰川はやっていないと言ったことから、事件の謎は深まっていきます。
さらに灰川が拘置所内で殺されてしまったことで、真実は闇に葬り去られることに・・・。
しかし警察が捜査を続けた結果、1人の男の存在が浮上するのです。
それは灰川十三の息子を名乗る警察官鈴木潤。
鈴木潤は警察からの聴取を上手くかわしますが、誘拐した瀧本蒼佑の前で自らが灰川邸で子どもたちを閉じ込め、餓死させた犯人であると語りました。
灰川邸事件の真犯人は鈴木潤です。
蓮水花音殺人未遂事件
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蓮水花音殺人未遂事件は、灰川十三の無実を信じて警察官・冴木仁の捜査に協力していた蓮水花音が突然駅のホームから線路に突き落とされた事件です。
灰川邸事件の捜査中に襲われ、蓮水花音は捜査以外に恨まれる心当たりがないことから、蓮水花音は灰川邸事件の真犯人にやられたのだと推測。
しかし、鈴木潤には殺し方へのこだわりがあったことが分かったため、別の誰かが犯人である可能性が浮上。
まだ犯人は分かりませんが、この事件の犯人は鈴木潤、もしくは瑕面の男であると予想されます。
瀧本蒼佑殺害事件
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主人公・冴木仁の弟・瀧本蒼佑が誘拐監禁されて最終的に殺害された事件。
瀧本蒼佑を誘拐・監禁していたのは灰川邸事件の真犯人鈴木潤でしたが、鈴木潤は瀧本蒼佑が餓死することを待っていたため、自らの手で殺害してはいませんでした。
瀧本蒼佑を殺害したのは監禁場所に現れた瑕面の男。
鈴木潤が警察の監視から逃れる手伝いをしましたが、正式な協力者でなく、鈴木潤にも銃を突きつけてどこかへ連れて行ったことが、鈴木潤が部屋に仕掛けていたビデオカメラの映像から判明しています。
鈴木潤を連れて行く際に、監禁されていた瀧本蒼佑に数発発砲。容赦なく瀧本蒼佑を殺害しました。
蔵土事件
灰川十三の故郷・蔵土で30年前に発生した村人大量殺害事件が蔵土事件です。
この蔵土事件は犬山秀二という顔に瑕がある男が犯人であり、33名を殺害した後、自身も猟銃で頭を撃ち自殺した、とされていますが、顔を潰されていることから、本当にこれが犬山秀二だったのかが作中の謎として残っています。
以上降り積もれ孤独な死よの中に登場する重要な4つの事件の犯人についてでした。
ここからは犯人たちの動機について紹介していきます!
降り積もれ孤独な死よの犯人の動機や理由は?
紹介した4つの事件の中で登場した犯人は
- 鈴木潤
- 瑕面の男
- 犬山秀二
の3人です。
それぞれが事件を起こした動機、理由は一体何だったのでしょうか?
鈴木潤の犯行動機
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鈴木潤が13人もの子どもを監禁し、地下室で餓死させた理由は自身が愛に飢えていたからです。
鈴木潤は幼い頃にJUNEという書置きと共に捨てられ、児童養護施設で育ちました。
しかし毎年JUNEに花を届ける人物がおり、潤は彼を父親だと思い待ち伏せして直接話をしようとするも、父親であることを否定されました。
大人になり、あんな奴が父親のはずがないと願いながらしたDNA鑑定で父親であることが判明。
灰川が家庭環境で困った子どもたちを屋敷に住まわせ、自分の子どもと言っていることから、憎しみを抱き、愛に飢えていた分、偽物の子どもたちにも飢えを与えようと餓死させました。
瀧本蒼佑も同じく餓死させようとしていたため、蓮水花音を線路に突き落としたのは鈴木潤ではないと考えられています。
瑕面の男
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この男については不明な部分が多いですが、顔の瑕が生まれつきのものであった犬山秀二とそっくりであることから犬山秀二の関係者であると予想されています。
灰川邸事件の真犯人だと疑われていましたが、結局犯人は鈴木潤だったため灰川邸事件への関わりはありません。
しかし、拘置所内の灰川を殺害するように依頼し、逮捕目前の鈴木潤を逃がしたこと、そして蔵土事件を調べる冴木仁らを襲ったことから、灰川十三について調べられたくないことが動機であると予想します。
犬山秀二
蔵土事件の犯人とされる犬山秀二は、当時起きていた連続誘拐事件の犯人であることは確定しています。
しかしこれは十三の父親である文吾の指示でした。
多少の知的障害があるようで、言われるままに動きました。
文吾は状況が悪くなったらすべての罪を秀二にかぶってもらおうと考えていたのです。
このことから秀二が本当に犯人だった場合は文吾の指示だったと考えられます。
秀二が自分の意思で行った殺人はないのかもしれません。
降り積もれ孤独な死よの犯人!最終回まで予想!
降り積もれ孤独な死よは第一章が終わった時点で折り返しの少し前、と作者が語っていました。
その事から、第二章で蔵土事件の真相がわかったところで折り返し、もしくは全体の7割くらいになっていると予想します。
灰川邸事件の真相は判明しましたが、分かっていないのは灰川がどうして子どもたちを保護していたかと、誰を庇っていたのかです。
無精子症であることが分かったため、鈴木潤とは血のつながりがなかった灰川ですが、鈴木潤はDNA鑑定の結果を見て実の父だと信じていたため、その部分も気になりますね。
今も明らかになっていないリツカの悪魔を再臨させようとして、それを冴木仁が阻止して全てが終わり、生き残っている子どもは蓮水花音だけ、という最終回を迎えるのではないでしょうか?
まとめ
この記事では降り積もれ孤独な死よで描かれる事件の犯人は誰なのか、その動機や理由を予想しまとめました。
真犯人が分かっても次の事件が出てきて複雑に絡んでいくストーリーがとても面白いですよね。
降り積もれ孤独な死よを深く楽しめるお手伝いができていれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。