アフィリエイト広告を利用しています

ダーウィン事変

ダーウィン事変はつまらないのはなぜ?本当は面白い理由と海外の反応を調査!

このマンガがすごい!2022ではオトコ編10位を獲得、第25回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門では優秀賞を受賞。

第50回アングレーム国際漫画祭では「BDGest’Arts アジアセクション」に選出されるなど、漫画好きだけにとどまらず国内・海外で高い評価を受ける話題の漫画「ダーウィン事変」ですが、ネットでは「つまらない」、「面白くない」という声も聞かれます。

「ダーウィン事変って本当はつまらないの?」

今回はダーウィン事変がつまらないと言われる理由を紹介していきます。

ダーウィン事変が面白くて注目される理由と、海外の反応も併せて紹介しますので、是非最後まで読んでいってください!

ダーウィン事変はつまらないのはなぜ?

ダーウィン事変がつまらないと言われるのには主に4つの理由があります。

  • 話がなかなか進まない
  • 内容がむずかしい
  • テーマが重くて暗い
  • キャラクターに魅力がない

順番に紹介していきます。

話がなかなか進まない

ダーウィン事変は2023年10月時点ではコミックス5巻まで発売されています。

人間とチンパンジーのハーフ「ヒューマンジー」であるチャーリーが、人間としての権利を獲得するため、普通の高校に通うところから始まります。

しかし動物解放を求めるテロリストのALA(動物解放同盟)がチャーリーを仲間に引き入れようとテロを起こすことで、チャーリーの平和な日常は崩壊の危機に!

そしてチャーリーの出生の秘密や、ALAの本当の目的などが少しずつ明らかになっていくのですが、ストーリーとしては一進一退感が否めないところ。

2度にわたり、4か月の病気療養休載を挟んだことも話が進まない理由です。

秘密や目的を早く知りたい!と思っている人からすれば進みが遅く、つまらないと感じてしまいます。

内容がむずかしい

ダーウィン事変は気楽に読める作品ではありません。

作者のうめざわしゅん先生も、ダーウィン事変について「読むのにパワーの要る漫画」だとマンガ大賞受賞時のコメントで語っています。(コミックナタリー:「ダーウィン事変」がマンガ大賞受賞、担当編集「1話を使って拡散してもらえれば」より)

コメディ、ギャグ系の漫画ではなく、アクションでもない。社会派の作品のため内容がむずかしく、つまらない感じる方もいます。

テーマが重くて暗い

ダーウィン事変のテーマは「人間と動物の生存権」です。

ヒューマンジーという異質な存在であるチャーリーに対する差別や、動物の権利のためにテロが起こされることから、重くて暗い内容の作品だとの評価もあります。

学びがある一方で、読んでいてちょっと苦しくなったり気分が落ち込んでしまうことも・・・。

読んでいて楽しくない、と思ったらそこでつまらないと評価されてしまうことも仕方がありません。

キャラクターに魅力がない

ダーウィン事変のキャラクターはチャーリー以外はいたって普通の人間で特出した魅力がデザインにあるわけではありません。

だからこそ現実的ですが、お気に入りのキャラクターがいないと作品に没入できずつまらないと感じてしまいます。

一方主人公のチャーリーは、他にない存在でデザインも魅力的。

しかし、初期では人間らしい感情を持っておらず、表情も無機質であることから魅力を感じることは難しいのかもしれません。

それもまたうめざわしゅん先生のこだわりの1つでもありますが、どうしても作品の魅力に繋がりつまらないと評価されてしまいます。

ダーウィン事変が面白い理由は?


つまらないという声がある一方で、やはりダーウィン事変は面白いから評価されている作品です。

ダーウィン事変が面白い理由として以下の2つを挙げます。

  • ユニークな設定
  • 現代社会の問題を鋭い目線で風刺している

ユニークな設定


ダーウィン事変では主人公のチャーリーは人間とチンパンジーのハーフ、ヒューマンジーという現在は存在しない生き物です。

話が進んでいく中で明らかになったことですが、ロバと馬の混雑種(ハイブリッド種)であるラバ、ライオンとトラの混雑種であるライガーなど非常に近い種同士での生殖は可能とされているため生まれた個体です。

染色体の数が異なっていても生殖できることはこれらの存在から証明されましたが、人間とチンパンジーの場合はDNAに長い年月のズレがあります。

このズレを調整して生殖させることは、理屈上では可能でも現実的にはかなり難しいことです。

研究が進み、いずれは実現されるかもしれないという現実とフィクションの狭間にある存在が主人公、というところがダーウィン事変のユニークで面白い設定なのです。

そして実は2023年8月3日付で科学雑誌『Animals』に、ヒューマンジーが生まれることは不可能ではないことが証明されるような研究記事が掲載されました。

それはキツネと犬のハイブリット種が発見されたというものです。

キツネと犬の間には人間とチンパンジーと同じくDNAに年代のズレがあるため、本来は生殖が難しいとされていますがブラジルで世界初の個体が発見されました。

これは実験、研究の末に生まれたものではなく、本当に偶然発見された自然で生まれた種なのです。

やはりヒューマンジーが生まれる未来がくるかもしれない、というリアルさがダーウィン事変の面白い部分なのです。

現代社会の問題を鋭い目線で風刺している

ダーウィン事変がつまらないといわれる理由として紹介した重く暗いテーマや、難しい内容は逆にダーウィン事変の魅力でもあります。

重いテーマを社会問題としてとらえ、鋭い切り口で指摘しているのです。

テロや差別。いつまでもなくならない人間社会の問題を皮肉も含めて取り上げているところは、大きな学びにもなるダーウィン事変の面白い部分です。

ダーウィン事変の海外の反応は?

ダーウィン事変は第50回アングレーム国際漫画祭にて「BDGest’Arts アジアセクション」に選出されるなど海外からも注目されている作品です。

動物愛護への関心が高い国からの注目度は特に高く、Kodansha USA(英語版)でも2023年秋からコミックが刊行されるなど世界に普及され始めています。

もしかすると日本よりも海外からの反応の方が良いかもしれません。

アメリカを舞台にしておきながら、うめざわしゅん先生は渡米経験がなくあくまでイメージの中のアメリカを舞台にしているという点もおもしろいですよね。

まとめ

この記事ではダーウィン事変がつまらないと言われる理由と本当は魅力的で面白い作品であることを海外の反応も交えて紹介しました。

結論はダーウィン事変は海外からも注目されているとても面白い作品です!

一見難しい作品にも思えますが、読み込むととても深くて面白い。そしてチャーリーの考え方に学ぶこともたくさんあるので、ぜひ読んでほしいオススメ作品です!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ダーウィン事変の魅力をお伝えできていれば嬉しいです!